【ゲンダイ】シビアなメジャーでは名将もクビに 日本の監督人事が甘い元凶はCSにある(権藤博)

【ゲンダイ】シビアなメジャーでは名将もクビに 日本の監督人事が甘い元凶はCSにある(権藤博)
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【ゲンダイ】シビアなメジャーでは名将もクビに 日本の監督人事が甘い元凶はCSにある(権藤博)

転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1654908275/

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1: 首都圏の虎 ★ 2022/06/11(土) 09:44:35.56 ID:CAP_USER9
【権藤博の「奔放主義」】

 2000年のシーズン終了後のことだ。横浜(現DeNA)の監督を務めていた私は、当時の球団社長の大堀隆さんに呼ばれ、「ご苦労さまでした」と肩を叩かれた。契約最終年だったこの年は3位。優勝を逃したわけだから当然のことだと納得ずくだったが、今だったらどうだったろうか。

 監督就任1年目の1998年にリーグ優勝、日本一。翌年からは2年連続3位だったとはいえ、99年は貯金7、2000年は貯金3と負け越しはなかった。

「今ならCSに進出し、日本一のチャンスが残される。3位で球団は万々歳。肩を叩かれるどころか、よくやった! と評価されていますよ」

 とは、このコラムの担当者だが、私の「優勝できなければ、2位も6位も一緒。監督は責任を取るのが仕事だ。2年連続V逸という事実は重い。退任は当然」という考えは変わらない。

 ずっとCSに反対している理由もここにある。そもそも、30球団あるメジャーリーグとは違い、日本はたった12球団。そのうち、セとパで半分ずつの3球団に日本一の可能性が残されるというのは、優勝を経験した身としてはやはり、納得できない。ペナントレース制覇の価値が薄れ、長いシーズンがまるで前座扱いである。

 そのうえ、球団フロントも監督も、3位で良し、と結果責任を問われない。甘いと思う。こんなにラクなことはないから、CSの是非が議論にもならない。消化試合を減らすという興行的メリットは理解するけれど、それによって責任の所在が曖昧になっては、組織は澱み、進歩がなくなる。

■最優秀監督賞3度でもクビに

 そこへいくと、メジャーはシビアだ。7日には大谷翔平のいるエンゼルスのジョー・マドン監督が解任された。今季は開幕ダッシュに成功し、8年ぶりのポストシーズン進出へ期待を持たせていたが、ここにきて急失速しているのはご承知の通り。まだシーズンは多く残されているものの、最優秀監督賞を3度受賞している名将でも、12連敗の責任を容赦なく負わされる。メジャーでは、さる3日にフィリーズのジョー・ジラルディ監督もクビになった。解任時点でチームはナ・リーグ東地区の3位。5月に10勝18敗と低迷したことが原因だろう。

 厳しいが、プロの世界とはこういうものだ。いまだに情実や人気優先の監督人事、CSという敗者救済措置、それによってあやふやになるトップの責任──日本は恵まれている。

(権藤博/野球評論家)

https://news.yahoo.co.jp/articles/df95684a84a915dc1e05cc5b4dace98cc222120b

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